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スタジン小説 その31
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「キズ」 作・さつき 何回も 何回も 何回も 何回も 目の前で どうすることも出来ずに 大事なものを失ってきた サイボケーションしてからだって それは変わらない 少しも よく 自分がモッテイルと 思う よく 理想だ、なんて言っていられると 思う でも 生きていくには 生きていくには それしかない 「自分の弱さ」を認めるには 深すぎる 傷
「同じ傷」 作・みなこ お前の背中にいつもうっすらと 滲んで見えたその傷 お前はどこか俺に似ていて 時々胸が痛かった 抑えようとして それが浮かび出てしまう 切なさがたまらない 俺の力で癒せるとしたら ただひたすら祈ること それしか出来ない俺が はがゆくて 頭を抱えている お前がそれを見抜いていたかどうか 今はもうわからない