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1916年、ドイツ海軍省はフランダース沿岸の水上機基地防備のために単座戦闘機の要求を出した。 この要求に迅速にこたえるためには、既存の戦闘機を流用することが最も簡単な方法だった。 そこでアルバトロス社はD.Iの機体を基礎として、翼面積の増大をはかりフロートを取り付けたW4を開発した。 基本的に間に合わせの戦闘機だったアルバトロスW4だが、航続時間、速度、操縦性、火力と、どれも及第点だったようで、 ハンザ・ブランデンブルグW12の登場まで連合軍の水上機と立派に渡り合ったようである。 とりあえず海軍ローゼンジの機体を作りたかったので、発売されているキットの中で、 最も作りやすいと思われるキットであるエデュアルドのアルバトロスW4を選んだ。 だが、やっぱり楽に製作は出来ない。まず、ホビーショーでお会いした凧一さんが指摘されていた排気管の問題がある。 実機では胴体と上翼間の支柱の外側を通る排気管が、キットのまま組むと内側を通ってしまうのだ。 これは他のアルバトロスのキットと共通部品を使用しているために起こる問題で、胴体や(当然の事ながら)翼関係は新規に 金型をおこしているのだから、あとちょっと気を使ってくれたらなあと思う。 製作に当たっては、プラスチックロッドを使って実機のような位置に排気管が来るように製作した。 箱絵と塗装説明における964号機の塗装は、胴体側面をウッドブラウンと指定しているが、これは間違いだと思われる。 胴体下面をライトグレーで塗っている場合、胴体側面はライトグレーブルーで塗られていると考える方が妥当であろう (海軍1917年3月28日付け書類による)。 ローゼンジ部分のデカールはカッパーステートモデル製の物を使用。粘着力が弱いのか、翼の端が製作中にはがれて苦労した。 「964」のナンバー部分は、キット付属の物が明るすぎる気がしたので、スモークを吹き付けたのだが見事に失敗。 仕方なくケイトレーディング 製インクジェット式プリンター用クリアデカールを購入。にじみもなく奇麗にプリントでき、今後も使えそうである。 張線は今回もほぐしたストッキングを使用。ターンバックル状によったリングを使うつもりだったが、思っていたような 物にならず断念。通常のリング方式とした。 張線に関しては今後も課題としていこうと思う。 参考資料 WINDSOCK MINI DATAFILE 1 「ALBATROS W4」 WINDSOCK DATAFILENo.100 「ALBATROS D.I/D.II」 WINDSOCK DATAFILE 「ALBATROS FIGHTERS」 鶴書房 「第1次大戦戦闘機」 |